2021年6月1日―マティアス・コーマン氏が本日、OECDの第6代事務総長に就任しました。
パリのOECD本部で開催されている2021年OECD閣僚理事会の第一部で行われた就任式で、OECD加盟38か国の閣僚と政府高官及びアンヘル・グリア前事務総長は、コーマン氏を歓迎しました。
コーマン氏は次のように述べました。「私は、OECD事務総長に任命してくださった皆さんの信頼を、光栄に思うと同時に身が引き締まる思いがする。私はOECDとそれが加盟国とともに、また加盟国のために、そして最も重要なことは加盟国の人々に対してできることについて、大きな望みを持っている。より良い未来に向けてともに手を携えて働けるよう、私のベストを尽くす所存である」
コーマン氏の事務総長の任期は5年です。氏は2013年から2020年までオーストラリアの財務大臣を、また2017年から2020年まで与党上院院内総務を務めました。また、2018年から2019年には行政管理担当大臣も務めました。
Watch a replay of the handover ceremony
米国が議長国、韓国とルクセンブルクが副議長国を務める2021年のOECD閣僚理事会は、2部構成になっています。5月31日から6月1日までの第一部のテーマは「価値の共有:環境に優しい包摂的な未来の構築(Shared Values: Building a Green and Inclusive Future)」で、OECD加盟38か国の首脳と閣僚がオンラインで出席しています。1日目に議論が行われたのは、世界の経済情勢、新型コロナウイルスから得られた教訓、復興のための優先策などの分野です。
閣僚理事会の第二部は今年秋に開催される予定で、OECDの今後の優先事項と、政策目標を達成できる行動に移して環境に配慮した包摂的な未来を構築するための目標の共有を強化することなど、より長期的視点に立った問題に焦点を当てます。
今週の会合の成果をまとめた声明は、理事会終了後に日本時間22:30(パリ時間15:30)から行われる記者会見にて発表されます。(詳しくはこちらをご覧ください)
OECDと事務総長についてはこちらをご覧ください。
- コーマン氏の経歴とビジョン・ステートメント
- OECDの60年の歴史と過去のOECD事務総長の一覧
- OECDについての一般情報と事務総長選出プロセス
報道関係者のお問い合わせは下記までお寄せください。 OECD Media Office (+33 1 45 24 97 00).
Also AvailableEgalement disponible(s)
Follow us
E-mail Alerts Blogs