2014年5月6日
東南アジア地域は、5億人を超える人口を抱え、世界で最も成長著しい地域の1つですが、地域内の成長の水準と繁栄は一様ではありません。推奨慣行を実施して、堅実な成長を維持し、また成長を全体に行き渡らせて生産性を高め、貧困を削減し、「中所得国の罠」に陥るのを避けなければなりません。
OECD東南アジア地域プログラムが本日の2014年OECD閣僚理事会で始動します。これは同地域がこれらの目標を達成するのを支援することを目的としています。 このプログラムは、OECDが東南アジア地域との過去20年の関わりの中で培ったものの上に立脚しており、東南アジアとOECD諸国の政策当局の間で推奨政策慣行を共有するための議論の場を強化し、国および地域レベルでの改革プロセスについて情報を共有し支援するものです。
最初に注目すべき問題は、投資、中小企業、税、教育と技能、インフラのための官民パートナーシップ、規制改革、貿易、イノベーション、ジェンダーです。
またこのプログラムは、開発センターの知見の恩恵も受けています。開発センターにはインドネシア、タイ、ベトナムが加盟しています。
OECDが東南アジア地域に注目していることの一例が、今日発表される報告書、 Revenue Statistics in Asian Countries: Trends in Indonesia and Malaysiaです。 これはインドネシアとマレーシアの状況を日本と韓国の傾向、さらにOECD加盟34か国の平均と比較できるデータを収録した、初の統計集です。
ジャーナリストは、 OECD Media Office (+33 1 4524 9700)までお問い合わせください。
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