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閣僚らがインドネシア加盟協議のためのロードマップを歓迎

 

02/05/2024 - 2024年OECD閣僚理事会で、閣僚らはインドネシアの加盟ロードマップの採択を歓迎しました。


OECD閣僚理事会の開会セッションでは簡略な式典が行われ、マティアス・コーマン事務総長がインドネシアのアイルランガ・ハルタルト経済担当調整相に加盟ロードマップを正式に渡しました。双方とも、東南アジア初の加盟候補となるインドネシアとのOECD加盟協議がいかに歴史的なものであるかについて言及しました。


インドネシアは2007年以来、OECDの主要パートナー国として、OECD機関とのパートナーシップ、OECDの法的文書の遵守、OECDの統計データベースと政策指標の統合など、OECD活動への関与を深めてきました。また、インドネシアは2014年から2017年にかけて、OECDの東南アジア地域プログラムの初代共同議長国を日本とともに務めています。


マティアス・コーマンOECD事務総長は次のように述べています。「インドネシアは、この20年で目覚ましい経済改革と発展・成長を遂げてきました。その間、OECDはインドネシアとの協力関係を深め、強化してきました。インドネシアは2007年以来の主要パートナー国であり、2014年には東南アジア地域プログラムが設立され、2015年にはOECDのジャカルタ事務所を設立するなど、共同作業を継続しています。加盟ロードマップは、インドネシアがOECD基準とベストプラクティスとの整合性を達成するための道筋を示し、2045年までに先進経済国になるという同国のビジョンに向けた改革アジェンダの道標となります。インドネシアは東南アジア最大の経済国であるとともに、世界第3位の民主主義国であり、世界で大きな役割を果たします。したがって、このプロセスはインドネシアとOECDの双方にとって非常に有益なものとなるでしょう。」


OECD理事会は、エビデンスベースの「将来の加盟国の検討のための枠組み」に基づくOECD加盟国による慎重な審議を経て、2024年2月20日にインドネシアの加盟協議を開始する決断を下しました。


加盟ロードマップは、加盟のための諸条件及びプロセスを定めるもので、OECD加盟国が同機構加盟のために特定した優先分野を反映しています。今後の加盟プロセスには、インドネシアがOECDの基準、政策、慣行に適合しているかどうかについての、26の技術委員会による厳格かつ詳細な評価が含まれます。


技術的なレビューには、オープンな貿易と投資、パブリック・ガバナンス、誠実さと腐敗防止の取り組み、効果的な環境保護と気候変動対策など、公共政策のほぼすべての分野が含まれます。


これらの技術的なレビュー結果、委員会からインドネシアの法律、政策、慣行をOECDの基準とベストプラクティスにさらに適合させるための変更が勧告されれば、それが改革の強力な触媒となってインドネシアの国内改革アジェンダに資することになるでしょう。


加入プロセスの完了期限はありません。結果とスケジュールは、各加盟候補国がOECD基準とベストプラクティスにさらに適合するためにどれだけ早く適応・調整できるかによって異なります。すべての技術委員会がレビューを完了後、加盟国として招待するには、OECD理事会ですべての加盟国が全会一致の最終決定を下す必要があります。


詳細情報に関して、報道関係の方はOECDメディアオフィスのCarol Guthrieまでお問い合わせください(電話:+33 1 45 24 97 00)。

 

 

OECDは、100カ国以上と協力して、個人の自由を守り、世界中の人々の経済的および社会的幸福を高めるための政策を推進する世界的な政策フォーラムです。

 

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