OECD事務総長 マティアス・コーマンの経歴

 

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マティアス・コーマン氏は経済協力開発機構(OECD)第6代事務総長として就任。

任期は2021年6月1日から5年間。

OECD加盟国との協力における事務総長の優先課題:

  • 力強く持続可能、包摂的で強靱な経済の発展と成長を促進する。
  • 気候変動に関する経済・政策分析において世界をリードし、気候変動対策に取り組むための多国間協力を促進する。
  • デジタル政策および生成AIを含む新たな技術に対してグローバルリーダーとしての位置付けを維持する。
  • よく機能するグローバル市場と、正常に機能するルールベースの通商システムの下でグローバルに平等な競争の場を促進する。
  • 持続可能な開発を含む世界経済の目標達成に向けてOECDの関連性と能力を強化するため、戦略的拡大とグローバルな取り組みを追求する。

OECD事務総長に任命される前はオーストラリアの予算大臣、上院与党院内総務、及び西オーストラリア州代表連邦上院議員を努めた。

これらの職務を果たす中で、市場開放が持つプラスの影響力や自由貿易、ルールベースの国際通商システムの重要性を積極的に擁護してきた。

コーマン氏はベルギーのドイツ語圏地域で生まれ育った。

西オーストラリアの素晴らしいライフスタイルと豊富な機会に魅了され、1996年にオーストラリアへ移住した。

パースに移住する前は、フランス語を主言語とするナミュール大学で学び、英国イースト・アングリア大学で欧州大学間交流のエラスムス制度による交換留学を経た後、フラマン語を主言語とするルーヴェン・カトリック大学法学部を卒業。

1997年から2003年にかけて、オーストラリアの連邦・州レベルの様々な閣僚ならびに西オーストラリア州首相の主席補佐官と顧問を努めた。

2003年から2007年にかけて、オーストラリアの大手医療保険会社HBFで上級管理職を歴任。

2001年には子供の頃からの夢をかなえ、自家用操縦士の免許を取得。

ドイツ語を母国語として育ち、フランス語、フラマン語、英語を学んだ後、大学の法学部を卒業した。

パース出身の弁護士で妻のヘイリーとの間に、イザベルとシャーロットの二人の娘がいる。

 

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