OECD -パリ、2021年5月25日
本日、60年の歴史を持つOECDに、コスタリカが第38番目の加盟国として正式に加盟しました。
コスタリカはOECD条約の批准に必要な国内の手続きを完了し、加盟証書を受託機関に寄託しました。これにより、2015年4月に始まった加盟プロセスが成功裏に完了します。
OECD加盟諸国は、5年にわたる加盟プロセスを経て、2020年5月にコスタリカにOECDへの正式な加盟招致を行いました。加盟プロセスの5年間に、コスタリカはOECDの22の委員会による詳細な専門的審査を受け、その法制度、政策、実践をOECDの基準を満たすように大幅に改革しました。それは幅広い政策分野に及び、競争政策と実施、国の統計制度の見直し、外国公務員の贈賄に対する法人の刑事責任の導入、税の透明性を確保するための株主登録制度の確立などが含まれていました。
このニュースを受けて、アンヘル・グリアOECD事務総長は次のように述べました。「我々は、いつにも増して多国間主義が重要なこの時期に、コスタリカがOECDファミリーに加わることを心から喜ばしく思っている。この加盟プロセスの間に見られた意見の違いを超えた関与が、パンデミックにもかかわらず行われた批准プロセスでも続けられたことは、非常に印象的である。これは、より良い政策を策定、実施するために協力することがいかに重要かを表しており、コスタリカは間違いなく中央アメリカにおけるOECDの灯台の役割を果たすだろう」
コスタリカの加盟により、OECDの加盟国は38か国になります。南米・カリブ諸国では、メキシコ、チリ、コロンビアに続き第4番目の加盟国になります。
コスタリカのOECDとのかかわりについて、詳細はこちらをご覧ください。
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OECDは、世界100以上の国々が参加するグローバルな政策フォーラムで、世界中の人々の経済・社会的幸福を向上させる政策を推進しています。
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編集者注:
経済協力開発機構(OECD)は、パリに本部を置く国際機関で、世界中の人々の経済、社会的幸福を向上させる政策を推進しています。OECDは、世界各国政府が抱える経済、社会、ガバナンスの問題について経験を共有し解決策を協力して模索するためのフォーラム(議論の場)を提供しています。
OECD加盟国38か国は次のとおりです:オーストリア、オーストラリア、ベルギー、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、韓国、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、米国
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