2017年5月11日
OECDは、河野正道氏を事務次長に任命しました。事務次長として実りある6年間を務めた玉木林太郎氏の退任に伴い、その後任に就任します。
河野氏は、2017年8月より、事務次長に就任します。OECD事務総長のサポートに当たるとともに、金融・企業問題、財政政策、環境、グリーン成長といった分野のOECD政策の戦略的方向性を担う予定です。河野氏はこれまで、日本および国際的な金融規制・監督の分野で輝かしい経歴を歩んでこられました。日本の金融庁(JFSA)の前金融国際審議官として、様々な国際機関においてJFSAの代表を務めました。金融安定理事会(FSB)においてはアジア地域諮問グループ議長を務めたほか(2009~2016年)、JFSAのグローバル金融連携センター(GLOPAC)のセンター長も歴任しています。
河野氏はまた、証券監督者国際機構(IOSCO)では、専門委員会議長を務めたほか、IOSCOボード議長にも選任され、2013年まで務めました。また、1995年から1999年にかけては世界貿易機関(WTO)にて、金融サービス貿易委員会の書記官を務めました。
OECD事務総長アンヘル・グリアは、河野氏の任命を歓迎し、次のように語っています。「河野氏は、国際金融問題に関する幅広い経験や専門知識に加え、多様な分野で規制や外交に取り組んでこられた豊富な実績と経験の持ち主であり、このような逸材を迎えられることはOECDにとって大きなプラスとなるでしょう。」 また、グリア氏は、玉木林太郎事務次長の在職中のOECDへの献身と多大な貢献についても併せて感謝しています。
河野氏は、大蔵省入省間もないころOECD経済総局に4年間勤務した経験があることから、実は古くからのOECD仲間であるとグリア氏は語り、「お帰りなさい、河野さん!」と歓迎しました。
報道関係者のお問い合わせは、OECD Public Affairs and Media (Tel: + 33 1 45 24 97 00)までお寄せください。
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